身体(機能)

心と自律神経を整える方法

無数にあるメソッド 

心と自律神経を安定させる方法は、数限りなくあります。その中でも安全、高効率、短時間、簡単、快適、有効性の高い合理的な方法を選んで、自分に合うものを実践することが賢明でしょう。

ここでは効果が高い合理的な方法を、紹介します。

腹式深呼吸

下腹を大きく動かしながらゆっくり呼吸をすることによって、肺は、全体が大きく膨らみます。こうして肺の内部の圧力が上がり、酸素の取り入れの効率がよくなって、血液中の酸素の量が増えます。酸素量が増加すると、代謝が上がり細胞の基本機能が高まります。脳にも酸素の供給が増加して、脳細胞の機能が高まります。脳の中心に位置する脳幹の機能も上がり、ここから全身に伸びる自律神経系の機能も上がります。そのため、精神が安定します。

酸素は、体内に多くなりすぎると活性酸素の発生につながり、有害なものになりますが、腹式深呼吸で取り入れた酸素は、決して過剰になることはなく、プラスにのみ働きます。

腹式深呼吸により下腹を大きく動かすと、同時に横隔膜が上下に大きく動き内臓全体の血流が高まります。特に肝臓、腎臓、心臓、腸、膵臓 等の機能が向上します。さらに横隔膜の動きは、神経叢(自律神経の集合場)を刺激して自律神経の働きを高めます。

加圧呼吸

加圧呼吸は、肺内部(肺胞)の圧力を上げて、酸素の取り込みを増加させるものです。

その結果、血液中の酸素濃度が上がり、全身の代謝が上ります。

とくに、脳、目、神経系、循環器、呼吸器、運動器官の機能が、高まります。

背腹運動

脊柱を中心に、上半身を左右にリズミカルに振ることにより、脊柱が整い、血液とリンパの循環が促進され、自律神経が安定化し、内臓全体の機能が上がります。特に、頭部の循環が活発になるため、自律神経と心の安定につながります。

指圧

手の爪の根元にあるツボは、影響力が大です。このツボを刺激することによって、自律神経が安定し、内臓全体の機能が高まり、免疫力が賦活します。

タッピングタッチ

タッピングタッチとは、ゆっくり、やさしく左右交互にタッチすることを基本とした、自律神経安定法です。シンプルでありながら高い効果が得られます。

特に頭頂部から脊柱にそってタッピングを行うと、自律神経と心が安定します。

タッピングタッチは、2人で互いに施すことが効果的です。

◇心理的効果
  • 不安や緊張感が減り、リラックスする
  • 肯定的感情(楽しい、うれしい、気が楽になる、良くなる等)が増える
  • 否定的感情(不安、怖れ、怒り、深刻、寂しい等)が減る
  • こだわりが取れ積極的・プラス思考になる
◇身体的効果
  • 体の緊張がほぐれてリフレッシュする
  • 身体的ストレス症状(体の緊張や痛みなど)が減る
  • 血行がよくなり身体が温かくなる
  • マヒしていた身体感覚が正常になる
  • 副交感神経が優位になる

日光浴

人の身体を構成する元素を形成しているのは、エネルギーです。その人体の生命活動を支えているのも、エネルギーです。主なエネルギーの供給源は、食物、空気、日光です。

体力が低下している人は、食物や空気からエネルギーを取り入れることが不充分で、円滑な代謝ができません。エネルギーの供給と活用が、不完全です。その不足しているエネルギーを、日光から取り入れることで効率よく補うことができます。

太陽は、地球上に生物が誕生以来、絶え間なくエネルギーを与え続けて生命を生かしてきました。特別な例外を除けば、生物は日光なしで生きていくことはできません。生命にとって、不可欠なものです。

ところが近年、紫外線の害がことさら叫ばれて、日光から遠ざかろうとしている傾向にあります。紫外線に当たることによって活性酸素が発生して、シミ、しわ、くすみなど肌が老化したり、皮膚癌が発生したり、様々な病気の原因になると恐れられています。これは、大きな勘違いです。紫外線のみを過剰に浴びれば、確かに有害です。しかし、太陽光線は、紫外線を一部含んだ総合光線です。紫外線のみの光線と総合光線とは、皮膚に対する作用が大きく異なります。自然なバランスの総合光線は、皮膚細胞を活性化し、健全な状態を保つように働きます。そのような、人体にとって必要不可欠なものであっても、過度になれば害になります。日光は、不足も過剰もいけないのです。どんなものでも、適度なバランスが重要です。適度な照射量は、気持ちがいい程度です。不快感があれば、過剰です。

エネルギーが不足して体力が低下したときは、適切な日光浴をすることでエネルギーを効率よく取り入れることができます。太陽は、無限のエネルギー源です。

【日光浴の効果】
  • 全身の代謝が高まる
  • 血液循環が促進
  • 心臓機能が高まる
  • 副腎機能が高まる
  • 造血機能が高まる
  • 自律神経の機能が高まり安定する
  • 内分泌分泌機能が高まりホルモンバランスが整う
  • 免疫力が、高まる
  • ビタミンDが生成され、カルシウム代謝が高まる
  • 全身の神経系の機能が高まり安定する
  • 心が安定する

 

【心と自律神経を整える方法】

項目 方 法 レベル
 

食物

麻の実、ナツメ A
ユリ科植物(ユリ根、ニンニク、ニラ) B
ユリ科植物(ネギ、タマネギ、ワケギ、ラッキョウ) C
 

呼吸

腹胸式呼吸(普段の呼吸) B
腹式深呼吸… 1日トータルで、10~30分 A
加圧呼吸… 脳疲労、心的疲労の時 B
指先指圧 1日… 1セット A
 首の運動 首の運動とストレッチ B
背腹運動 1~3分 A
タッピングタッチ 5~15分 A
ストレッチ 首・肩のストレッチ A
 

入浴

ミネラル・塩などを入れる B
ハーブ・果物などを入れる B
座浴… 20~30分 B
リラクセーション 5~10分 B
睡眠 寝床・ベッド・寝具・夜具など、熟睡を促すもの B
 

音楽

好きな音楽をBGM B
楽器を弾く B
カラオケで歌う B
香り ハーブ・香・果物など B
照明器具は、白熱球などを主 B
ベージュ・クリーム・肌色などを基調 C
植物 観葉植物を、部屋に置く B
 

運動

軽いウォーキング C
日常よく動く B
庭の手入れ C
自然環境 山・海・森など、自然に親しむ B
日光浴 適度な日光照射(心地よい程度) A
※効果はABCの順です(Aが最も高い効果)  

 

※さらに詳しいことや実際については、セミナーと実習で学ぶことをお勧めします。