心(精神)

三次元思考・四次元思考

人は三次元と四次元を同時に生きている

人は三次元の身体と四次元の意識と一体で生きています。意識が常に主であり、身体は意識に付随している関係です。身体が感じることも、脳で考えることもすべて意識のはたらきです。

意識の世界は四次元のため制限がなく無限であり、永遠であり、空間の制限もなく自由自在です。

三次元の地球上では本来自由自在である意識は身体と一体になっているため、三次元の制限・制約に縛られることになります。そのため心が無限・自在であることに気づくことができません。

その有限の中でも、心が無限の四次元の存在であることに気づくと、生きることが楽になり真の幸せに近づきます。

心の本質が分かれば、自己の本質が観えてきます。自己の本質が認識できれば、真理が自ら認識できます。すると心と脳と身体の関係性も分かってきます。

意識

意識とは、『心、思い、思考、考え、思想、精神、心理、魂、霊』などとほぼ同義語とも言えます。

意識の世界は現在の瞬間のみが存在し、変化が無限に連続する永遠の世界です。今の瞬間の中に過去、現在、未来が共存し、時間という経過の物理的存在はありません。

意識で様々に思い、思考し、感覚(知覚)、感性・感情を感じます。不快に感じるか快感を感じるかは、自分の思い方や心の状態によります。

四次元の心の世界は、年齢はなく、男女差はなく、知力、能力・権力・体力・抵抗力などの個人差はなく、人格と個性と特質のみが存在します。容姿の違いもなく、意識したとおりに、どのような姿にも変化し見ることができます。

三次元思考と四次元思考

人、物、事象、社会、世界、宇宙のすべてを観察・認知・認識する場合、三次元思考で考察し捉えるか四次元思考で捉えるかによって、大きく異なります。

この世に生きる意味、目的、価値観、死生観、生き方など、すべてを大きく左右します。

三次元思考または四次元思考いずれか一方だけではなく、双方の視点で同時にすべてを捉えることで真実を観る目が養われます。

三次元思考のみで判断し行動すると、誤解、誤判断、失敗、争い、崩壊、苦しみなどを引き起こしやすくなります。

複眼的・高次元視野で物事を観ることにより、真実が観えてきます。

三次元思考

意識 限定的、刹那的、浅薄的
時間 有限時間…物理的・量的存在
空間(場) 有限空間
制約 制約・制限
脳⇔意識(相関) 脳が主体⇒意識
人間観 人間主体、表面、部分的
事象観察
(自己存在場)
自分が三次元の場に居ることを想定して観察・思考、部分観、先入観、固定的、単眼的
死生観 この世がすべて
死後の世界は無

四次元思考

意識 時空超越、本質を観る
時間 瞬間の連続(無限時間)、永遠
時間は存在しない
空間(場) 無限空間
制約 自由・無制限
脳⇔意識(相関) 意識が主体⇒脳
人間観 意識主体、本質、全体的
事象観察
(自己存在場)
自分が四次元の場に居ることを想定して観察・思考全体観、立体観、統合、複眼的
死生観 本来の場に戻る
死後の世界が実存

時間・空間(場)

三次元は、物質が存在する空間として認識するため目前の空間が有限に観えます。制約・制限の場であり、移動したいときは自分の脚や乗り物などで移動し、その変化の経過を時間という観念上の長さのある物理的存在として捉えます。しかし時間の存在を、概念・観念で捉えている自覚はなく、明らかな物理的存在として認識しています。

時間は人の観念の中にのみ存在するものであり、記憶の集積を数量的に認識し時間として捉えるものです。時間は実在するものではなく、あるのは瞬間の連続です。瞬間は変化し続け、永遠に存在し続けます。

三次元の場はエネルギーによって形成した元素の集合体の世界です。人体も物質であるため行動や移動が制約・制限されます。物質は原子集団が特定の場を占有しているため、物質同士は同じ空間を共有することができません。意識のみであれば、物質という原子集団の抵抗に阻まれることはなく自由に侵入し通過もでき、物質の内部に存在することもできます。

四次元空間は制約が一切無い完全自在の場であるため、瞬時にどこにでも移動でき、存在の場は常に自由です。距離もスピードもなく、瞬時に移動できます。数や量の制約もなく、同一空間に無限の数の物や人が同時に存在することもできます。

エネルギー

エネルギーは無限の宇宙空間の全てに存在し、求心性・遠心性の相反する特質を持つエネルギーが存在し万物を形成します。

求心性エネルギーは中心に向かって凝集する性質を持ち、遠心性エネルギーは外に向かって拡散していく性質を持っています。

2種のエネルギーが合体して質量を持つと2種の素粒子が生まれ、素粒子が合体して原子が生まれます。遠心性の素粒子は電子となり、求心性の素粒子はアップクオークとダウンクオークになります。クオークが合体して陽子と中性子を造ります。

エネルギーは三次元世界のあらゆるものに変化します。物質(無機物、有機物)をはじめ、光、熱、磁力線、磁場、電場、電波など三次元世界はエネルギーが一時的に形成している事象です。

四次元からの情報により、あらゆる物・事に変化します。形成、消滅、変動など、四次元の反映です。

意識・脳・身体の深い相関

意識の中には、すべての情報があります。
脳は意識の中のデータベースから、必要に応じて情報を取り出します。
脳は身体のすべての器官を統制・コントロールしています。
脳内で行われている知的活動、知覚活動、身体調節等、すべての脳活動は意識の活動が根源となっています。

【例-1】免疫システム

免疫細胞(白血球)は、体内に数百億から数千億個あるといわれています。免疫細胞は全身をくまなく流れており、外敵から身体を守っています。
そのシステムがエラーを起こすと、アレルギーや自己免疫疾患などが発生します。免疫細胞を統制する中枢は、意識です。

【例-2】遺伝子

遺伝子がわずかでも損傷を起こすと腫瘍(癌、筋腫、ポリープなど)や、奇形児の発生が起こります。
遺伝子をコントロールしている中枢は、意識です。

【意識と脳は、コンピュータのデータとハードの関係と相似】