【主要6器官】
人の体は、主要な6器官の機能が調うことによって全身37兆個の細胞の代謝が上り、血液が浄化され、統制機能(自律神経、内分泌)が高まります。その結果、ホメオスタシス(恒常性)の機能が向上して、健康レベルが上がります。したがってあらゆる障害(病気、ケガなど)は、主要器官を向上させることにより、ホメオスタシスが高まり改善・治癒が早く確実になります。枝葉末節の部分にとらわれず、根本的・本質的な視点が大切です。
間脳……生命の司令塔
間脳は、ホメオスタシス(生命の維持機能)の中枢です。
間脳は、自律神経と内分泌(ホルモン)によって全身の内臓・器官をコントロールし、健康を維持しています。病気やけがの場合、間脳が自然治癒のカギを握っています。間脳が健全であれば、何もせずに自然に健康が保たれます。さらに老化が遅く、認知症になることもなく、体は衰えることもなく、生涯現役で過ごすことができます。
間脳からは、想像を超えるほどの膨大なシグナルが全身の器官に送られ、絶妙なコントロールがなされています。間脳がわずかなエラーを起こしても、たちまち全身の器官が障害を起こしてしまいます。
副腎……ホメオスタシスの要
副腎は、間脳からの指令によって全身の器官の健全な機能を保つためのスイッチを入れる役割を担っており、ホメオスタシスの要です。身体に何か異変が起こった時、直ちに間脳から副腎に指令が送られ、速やかに正常な状態に復帰されます。どんな病気でも、副腎にスイッチが入ればすぐに回復します。
また、やる気スイッチも、副腎から出るホルモンがカギを握っています。副腎がフルに機能を発揮していれば、常に意欲的にパワフルに行動できます。
肝臓……血液の要
肝臓は、血液を常に最良の状態に保つ役割を担っています。また食物の栄養素を体内で活用したり、必要な物質を作り出したりして身体を養っています。
人の身体を構成している細胞は、血液の質によって機能が左右されます。血液の質が良ければ、脳、血管、心臓、肺、胃腸等々、すべての臓器は健全に保たれます。血液の質が悪ければ、食事を良くしても、運動をしても健康な身体を維持することはできません。血液は、肝臓の機能によって質が決まります。したがって肝臓の機能は、健康の重要な要になります。
腎臓……体内浄化の要
腎臓は、体内で生み出された老廃物や毒素など不要なものを体外に排出して血液を常にきれいに保つ役割です。排泄がスムーズに行われていない場合は、体内に不要物質がたまって、病気を引き起こします。さらに血液中の水分やミネラルの調節をし、健康維持に重要なバランスを保っています。
血液の浄化は、ホメオスタシスに大きく関わっています。したがって腎臓は、健康保持の要になります。
小腸……栄養と血液の要
小腸は、食べた食物の消化・吸収をするベースです。また小腸の機能が高いと、食物が良質な血液に変わります。小腸の機能が低いと、血液の質が悪くなります。
また小腸は、免疫機能にも深く関わっています。小腸が健全であれば、感染症やアレルギーなどは自然に改善します。小腸とともに間脳や副腎が同時に向上すると、アレルギーや免疫疾患も速やかに治ります。
大腸……栄養バランスの要
大腸は、食べた食物の不要物の最終処理場です。最終処理が円滑に進まなければ、大腸内で有害物質が発生して血液を汚染してしまいます。
さらに大腸が健全に機能すると、大腸内に共生している微生物によってさまざまな栄養素が生産され、栄養バランスが良くなります。腸内菌が増加し、菌のバランスが良くなると全身の健康状態が高まります。
老化や認知症の予防、美容、精神安定にも深く関わっています。