うつ病
現在400万人がうつ病といわれるほど多くの人が苦しんでいます。多くの人は、一生に一度は体験するといわれるほど一般的な病気になりました。文明国特有の病気です。20~30歳位の年代で、多く発症するといわれています。最近は、中高年の世代にも、うつ病が増加してきました。進行して、自殺にまでいたる例も少なくありません。
軽症のうつ病では、普通の人が落ち込んで抑うつ状態になっているのと見分けがつかず、見過ごしてしまいがちです。しかし、うつ病は心身両面で障害が起こるので、本人は苦しみます。周囲が気づかずに、励ましたり、非難したり、色々な働きかけをして、本人を深刻な事態にまで追い込んでしまうこともよくあることです。
症状
抑うつ気分が強く、不安感や焦燥感に陥りやすい。暗い面や悪いことばかりを考え、自信なく、興味も関心もなく、感動することもない。考えることもまとまらず、意欲がなく、何事も億劫になる。悪化すると、生きる意欲もなくなってくることがある。
身体面でも、様々な症状が現れてきます。睡眠障害、食欲低下、体重減少、性欲減退、自律神経障害、頭重、頭痛、倦怠感、疲労等々様々な症状が現れます。
現代医学には、確実な治療法がない
◇薬物
セロトニン、抗うつ剤、精神安定剤etc
一過性の効果のみで副作用が大きい
◇認知行動療法
自己を認識する訓練を行う
時間がかかり過ぎる
◇自律訓練法
効果が低い
時間がかかり過ぎる
【自然医学的見解】
原因
うつ病の原因は、生活の中の多くのものが考えられます。最も大きな原因として考えられるのは、食事とストレスです。その他、生活環境(電磁波等)、タバコ、アルコール依存等々です。身体的要因は、甲状腺障害、下垂体機能低下、アジソン病、クッシング病など内分泌系。エイズ、インフルエンザ、結核、梅毒、ウィルス性肝炎などの感染症。リウマチ、エリテマトーデスなど自己免疫疾患。脳卒中、脳腫瘍、てんかん、パーキンソン病、睡眠時無呼吸症候群など神経や体質異常。ナイアシン欠乏、ビタミンB12欠乏など栄養障害。癌、筋痛症など、うつ病の引き金になる病気は、数多くあります。そして、脳内で生成されるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなど脳内伝達物質は深く関与しています。
脳内物質のセロトニン(神経伝達物質)は、特に大きな影響があります。セロトニンは、リラクス感や幸福感など、快感をもたらす作用を持っています。セロトニンが減少すると、抑うつ状態になります。たとえば、強いストレスが加わった場合、脳内にはCRF(セロトニン抑制物質)が分泌され、セロトニンが減少します。一方、積極的行動を起こすノルアドレナリンが減少して、行動意欲が低下します。また、ドーパミンが減少して、身体の動きが、抑制されるようになります。これが、心に強く影響します。
以上のように、多種多様の身体的問題が、心に大きく影響します。
もう一つの大きな要因として考えられるのは、食生活です。
食物は心に反映する
汚染された環境の中で不自然な生活をし、不自然なものばかり食べていれば様々な障害が引き起こされるのは必然です。現代人が常に食べている砂糖、動物食品、加工食品などは、脳の神経細胞に直接ダメージを与えるものです。
必要以上に精製された砂糖、白砂糖、グラニュー糖、粗目、氷砂糖、乳糖、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、還元糖などが嗜好品や料理にふんだんに使われています。これらの糖類は、心身に大きなダメージを与えます。
純粋な糖類が胃に入ると、強い陰性の作用で胃壁の細胞が弛緩して動きが鈍ってしまいます。消化液の分泌も減少します。腸も同様なことが起こります。純粋な糖類は吸収が早いので、全身にすぐに回って、動脈の運動を衰えさせるため、血液循環を低下させます。膵臓や胆のうなどの消化に関わる臓器も、血液循環が減少すると、消化がスムーズに進みません。大腸内では、不消化のものが悪玉菌を増加させ、善玉が減少します。大腸は、弛緩して便通を衰えさせることになります。腸の組織は、血液の循環も悪くなります。腸の状態は、脳に反射して大きな影響を与えます。脳も同様に、血液循環が衰えてきます。
糖類は、本来重要なエネルギー源です。砂糖が分解されてブドウ糖になり、細胞の中に入って燃焼しエネルギーを放出します。このとき、ブドウ糖は、ビタミンB1、B6、カリウムが一体になって細胞内に入ります。純粋な糖質という形で摂り入れると、これらの栄養素が不足するため、細胞に入ることができません。あらかじめ体内に備蓄された栄養素で細胞内に入り込むことができたとしても、内部で燃焼するためには、ビタミン、酵素、酸素が必要です。燃焼を助ける成分が不足すると、不完全燃焼を起こして多量の老廃物を作ってしまいます。糖質が、燃焼・処理の過程で、多くのビタミン、ミネラル、酸素などをムダに消耗してしまいます。
純粋な糖質を多く含んだ食物で造られた赤血球は、陰性で、細胞膜がもろく、大型で、変型能(自在に形を変えながら血管内を流れる機能)が低下し、酸素を運ぶ能力も衰えます。このような赤血球が増加すると、真っ先に影響が現れるのは、脳です。脳細胞は、人体の中で最も多くのエネルギーを消費しています。全身で消費する酸素の15%は、脳細胞で使われているのをみても明らかです。脳細胞が酸素不足になると、たちまち機能が衰えます。最初に犠牲になるのは、大脳新皮質(脳の表面にある理性・知性の場)です。
純粋な糖質は吸収が極めて早いため、多量に摂ると血糖が一気に上がります。このようなことを何度も繰り返していると、やがて、慢性的に軽い低血糖の状態になります。少しでも低血糖の血液が脳細胞に入っていくと、大脳新皮質が機能低下を起こします。
このような状態で、連日のように肉体の疲労とストレスにさらされていれば、脳がコントロール機能を失ってしまうのも無理はありません。意識に直結している脳がバランスを失うと即、心に反映されます。これが、精神的障害につながっていきます。
一般の加工食品は、多量の化学物質が添加されています。加工の段階では、栄養素が大幅に失われてしまいます。化学物質は、体内に入ると肝臓に負荷をかけ、活性酸素を増加させます。これは、どんな化学物質でも共通の点です。その上、化学物質の中には、脳細胞の機能を阻害するものが、数多くあります。大部分のものは、脳細胞に与える慢性的作用を確認しておりません。脳細胞をはじめ、全身に分布している神経細胞は、大変デリケートです。神経細胞が、少しでも異変を起こすと、全身的な障害に発展していきます。
動物性の食物、特に肉類は、心身に大きな悪影響を与えます。肉類を多く摂ると、血液細胞の質が悪くなり、酸素の吸収・運搬の効率が悪くなります。赤血球、白血球の基本機能が低下します。流れにくい血液細胞は、循環も悪くします。また、肉の中には、多量の老廃物があるため、これらの処理に大きな負担がかかります。動物は、殺されてから数時間は代謝が進んでいきます。その間、発生した老廃物などの毒素は、肉の中にすべて残っています。それを食べるわけですから、栄養素より不要な毒素の方が多く含まれています。これらの毒素を、体内で処理するには、肝臓と腎臓がフル稼働しなければなりません。ところが、普段から大きな負担を強いられている肝臓・腎臓は、オーバーワークで疲労して充分な機能を発揮できません。そのため処理が不十分で血液中に老廃物が増加して、循環器(心臓、血管)まで障害を起こします。そのような状態で、脳細胞は、正常に機能することはできません。さらに、肉を常食していると、人間性が変貌してきます。自己本位で他を省みない。ものの見方が狭小・浅薄・皮相的で、真実を見ることができない。精神が不安定でイライラしやすく、短気で、争いを起こしやすい。怒り、不安、恐怖の感情が、すぐに前面に出る。このような性向を造り出すのは、肉を頻繁に食べることによって生まれる食性によるものです。
そのような食生活をしながら、汚染と不調和な環境の中で生活し、あまり動くこともせず、ストレスの洪水を処理しきれず、どうしていいか分からず惰性で生活しているのが、現代人です。そこへ追い討ちをかけるように、電磁波の雨です。電磁波は、脳細胞、神経細胞、遺伝子に徐々に傷害を与えて、気付いた頃には手遅れでの状態です。
現代人は、だれもが精神障害に陥る環境下にいます。現状を良く認識して、自分自身で心身の健康を管理していくことが、大切です。真の健康は、人が幸せに平和に暮らしていくためのベースです。
うつ病を改善する自己療法
(1)食事療法
脳と心を安定させる食事
◎ 食養の原則を調える
◎ 穀菜食を基本にする
◎ 主食を、50~60%、副食を40~50%の比率
◎ 主食は、玄米または発芽玄米
発芽玄米に多含するガンマアミノ酪酸は、脳細胞の機能を高める
◎ ご飯を炊くとき、玄米の中に次のものを加える
塩……0.5g/合
黒ゴマ……3~5g カボチャの種……15~20粒 松の実……20~30粒
ギンナン……5~10個 麻の実……5~10g
◎ 中庸と陽性食を主にして、陰性食は少量にする
◎ 新鮮な生きた食材を選ぶ
◎ 良く咀嚼する
◎ 小食にする
◎ 飲み物
三年番茶、タンポポ茶、緑茶、紅茶、ハトムギ茶
積極的に摂る食物
カルシウム、ナトリウム、亜鉛、ビタミンB1を充分摂取
カルシウム……ヒジキ、ワカメなど、海藻
ナトリウム……塩、みそ、しょうゆ、梅干
亜鉛……カボチャの種、松の実、アーモンド、海藻
ビタミンB1……玄米、そば、麦、粟、きびなど、穀類、豆類、ナッツ類
脳と精神を安定させる食物
麻の実、ナツメ、発芽玄米、ユリ根、ゴマ、金針菜、レンコン、シソ、ニラ、
ホウレンソウ、ネギ、タマネギ、ワケギ、アサツキ、ラッキョウ、蓮の実、合歓花
血液を浄化する食物
フノリ、アラメ、ヒジキ、ハトムギ、ニラ、ダイコン葉、ニンジン葉、パセリ、ゴマ
ブロッコリー、タマネギ、ネギ、ラッキョウ、ブロッコリースプラウト、ゴボウ、
肝臓・腎臓の機能を高める食物
マッシュルーム、葛、ハトムギ、フノリ、ゴマ、タンポポ根、ダイコン葉、ニラ、
モヤシ、ヨモギ、クルミ、シイタケ、自然薯、レンコン、ゴボウ、カボチャ、
ニンジン
(2)健康補助食品
ミネラル
脳細胞が正常に機能するには、ミネラルは不可欠な栄養素です。特にカルシウムは、脳細胞間の伝達に重要な役割を担っています。カルシウムが不足すると、抑制作用が低下して、理性のコントロール能力が衰える傾向があります。
カルシウムは、本来食品から摂りいれるのが望ましいのですが、それだけでは不十分な人もいます。そのときは、補助食品から摂取することも必要です。
補助食品としてカルシウムを単体で摂ると、細胞を硬化させ動脈硬化を招いたり、結石の原因になることもあります。場合によっては、カルシウム代謝を乱して逆にカルシウムの不足を招いたりすることもあります。
補助として摂りいれるカルシウムは、天然の総合ミネラルの中に一体化しており、全体のバランスが良いものが必要です。そして、イオン化して溶解しやすく、余計なものを一切含まないものが最適です。良質なミネラルは吸収・利用率が高く、全身の細胞の代謝を円滑にします。また、全身に分布する神経細胞の働きを、円滑にします。
「ミネラル73」は、この条件に適合する総合ミネラル補給食品として、数少ないうちの一つです。
ミネラルは、熱を加えても変性しないので、玄米の中に炊き込んだり、煮物や味噌汁に入れて摂るのが合理的です。粉のまま、水で飲んでも結構です。
1日、1~3g摂ります。
健康な人が補給のために摂る場合は、1日0.2~0.5gです。(米粒大・1~2個分)
ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、体内器官全体の機能を高める作用がありますが、特に神経系とホルモン系を安定化します。そのため、脳細胞の働きを整える機能も、優れています。
ローヤルゼリーは、ミツバチが花粉を原料にして生成したものです。健康補助食品としては、最も歴史の長いもので、膨大な医学データがあります。
含有する成分は、多種類のビタミン、アミノ酸、ミネラル、酵素をはじめ、ガンマアミノ酪酸(ギャバ)、デセン酸、類パロチンなど、多種多量の有効成分を含んでいます。
ローヤルゼリーの摂取は、生を熟成蜜に混ぜたものの場合は、1日生換算で、300~600mg摂ります。カプセルの場合は、1日6~8個摂ります。
空腹時、2~3回に分けて摂ると、効率よく利用されます。
ナツメ(ナツメエキス・国内産)
ナツメは、自律神経や精神を安定させる効果が知られています。また、造血、血行促進、血液浄化など、血液の質を高めます。
ナツメには、トリテルペン、サポニン、有機酸など、多くの有効成分が含まれています。
摂取の量は、乾燥ナツメは1日5~6個、ナツメエキス(ペースト)は、3~5gが適量です。
煮物などに入れると、おいしく摂れます。
ナツメエキスは、水や湯に溶いて飲むのも良いでしょう。
葛がきに入れたり、パンにつけて食べるのも、おいしくいただけます。
麻の実(生)
麻の実は、高い精神安定作用があります。栄養素も、豊富に含まれています。
含まれる成分は、カンナビノイド、フラボノイド、テトラハイドロカンナビロール(THC)、アルカロイドなど、数十種があります。
1日、5~10g摂ります。
玄米に炊き込んで食べるのが、合理的です。
粥や、煮物に入れるのもいいでしょう。
(3)自己療法
腹式深呼吸
健康をはじめ、スポーツ、音楽、武道、体操、学習など、あらゆる分野において、呼吸は基本です。呼吸が整っていると、進歩が早く、能率が増し、疲労が少なく、ミスが少なく、能力がフルに発揮できます。
呼吸法といわれるものには、数え切れないほどの種類があります。どんな呼吸法も、深くゆっくり腹で呼吸することが基本です。
下腹を大きく動かして ゆっくり呼吸をすることによって、肺全体が大きく膨らみます。こうして、肺内部の圧力が上がり酸素の吸着率が良くなって、血液中の酸素量が増えます。酸素量が増加すると代謝が上がり、細胞の基本機能が高まります。脳細胞にも、酸素の供給が増加して、脳機能が高まります。さらに脳の中心に位置する脳幹の機能が高進するため、ここから全身に伸びている自律神経系の機能が高まります。脳幹には、ホルモン系の中枢があり、全身のホルモンバランスも整います。そのため、精神が安定してきます。
腹式深呼吸は、下腹を大きく動かすと、同時に横隔膜が上下に大きく動きます。この横隔膜と腹膜が連動する動きは、内臓を内側から伸縮させ、すべての器官の血流を大幅に増加させます。これによって、肝臓、腎臓、腸、心臓、膵臓など、あらゆる器官の機能が高進します。腹部の奥には、自律神経の集合(腹腔神経節=太陽神経節)があり、ここを適度に刺激するため、自律神経の機能は、さらに高まります。その結果、心の安定に大きく反映します。
加圧呼吸
加圧呼吸は、肺内部(肺胞)の圧力を上げて、酸素の取り込みを増加させるものです。
その結果、血液中の酸素濃度が上がり、全身の代謝が高まります。とくに、脳、目、循環器、呼吸器、運動器官の機能が、高まります。
脳の循環が良くなると精神が安定し、うつ病の改善につながります。
【やり方】
① 口を細くすぼめて勢いよく息を吐く
(吸う息は、普通でよい)
② これを30~40秒行う
※ 口角筋が弱くて口を細くできない場合は、指を1~2本唇に押し当てて息を
吐く
首のストレッチ
人が日常生活の中でもっともよく使う筋肉は、首・肩です。5~6kgある頭部と4~5kgの2本の腕を支えています。休むことができるのは、寝ているときだけです。
首の筋肉は、疲労すると硬くなります。筋肉が硬化すると、血管やリンパ管は圧迫されて流れが妨げられます。また、動脈の内壁には老廃物が附着してますます流れを妨げます。高じると動脈硬化が生じて、深刻な事態になる怖れもあります。
首の循環が良くなり血流がスムーズになると、脳の働きも上がります。そして精神も安定します。脳機能が安定すると、脳内伝達物質(セロトニン・ドーパミン)が分泌され、明るい建設的な心が高まってきます。
経絡療法
人の身体の体表面には、全身360箇所に経穴(ツボ)が存在しています。経穴は、それぞれ特有の器官・臓器に関連しています。同系列の経穴の経路を、経絡といいます。東洋では、昔から経絡を活用する療法が、広く行われてきました。経絡療法には、多種多様の方法があります。
針、灸、指圧をはじめ、レーザー、低周波、電圧、振動、温熱、塩、ニンニク、ビワ葉、摩擦等々、数多くあります。
その中では、「温熱断続刺激法」が、安全で簡単・快適、短時間で効率よく高い効果が得られます。うつ病には、下記のツボが有効です。
【ツボの名称】
◎ 背部……心ゆ、脾ゆ、腎ゆ、
◎ 腹部……だん中、中かん、関元
◎ 足裏……湧泉
可視光線治療
可視総合光線治療器は、炭素をアーク放電させて自然光に近い光線を発生する装置です。
炭素を約4000度に加熱するとプラズマになり、そこから発する光は日光に近いもので強力なエネルギーを包含しています。その光は木炭が燃えて出す光と同質のもので、木炭の数十倍のエネルギーです。
波長は、可視線をはじめ、紫外線、赤外線を含む総合光線です。可視線20%、赤外線70%、紫外線0.5%を含んでいます。赤外線は、人体を活性化する波長8~14μをもっとも多く含んでいます。
炭素原子に包含するエネルギーは、超高温で熱せられることによって、光に変換されて放射します。この光は、人体の皮膚に触れた瞬間生体エネルギーに変換して体内に吸収されます。多量のエネルギーを吸収した体細胞は、代謝が高進して機能が著しく高まります。また、照射を受けた組織の中を流れる血液細胞(赤血球、白血球、血小板)は、エネルギーを吸収して活性化し、全身をめぐって器官を活性化します。体内の水分子は、エネルギーを吸収して活性が上がり、細胞の働きを活発にします。こうして代謝が高進し、全身の細胞機能が高まる結果、多岐にわたる効果が得られます。
カーボンアークの光線治療機は、急性疾患、慢性疾患、外傷、神経系等、あらゆる場合に高度な治療ができます。
【家庭用治療機の条件】
➀安全性⋯⋯間違えて使っても大丈夫な、絶対の安全性。
➁有効性⋯⋯効果が高いもの。
➂快適性⋯⋯気持ちよく治療ができるもの。
➃簡便性⋯⋯誰でも簡単に使えるもの。
➄廉価性⋯⋯高い費用がかからないもの。
光線治療機は、5つの条件をすべて高いレベルで充たしています。
可視総合光線を、主に首裏と副腎に照射すると、自律神経と精神が安定します。
アロマセラピー
嗅覚から入る信号は、脳や精神に大きな影響を与え、自律神経と精神を安定させます。
ハーブ、香、生きた植物などを部屋に置いたり、衣類につけたり、風呂に入れるのも効果があります。
部屋には、ラベンダーやジャスミンなどの鉢植えを置くと効果的です。かんきつ類、リンゴ、モモ、ユリ科植物(ネギ類)などの香りも精神安定作用に優れています。
精油(ハーブ等、植物エキス)を使用する場合は、100%天然の新鮮なものでなければ、充分な効果が期待できません。
精神安定作用に効果のあるハーブは、次のものです。
ラベンダー、ジャスミン、イランイラン、クラリセージ、ベルガモット、バジル、ネロリ、
ローズ、ゼラニウム、タイム、ホーリーフ、フランキンセンス、サンダルウッド、サイプレス、ジュニパー、パチュリー、ペパーミント、アプリコットカーネル、マンダリン、レモンバーム、カモミール
音楽療法
音の振動は、人の心と身体に実に大きな作用を及ぼします。振動は、人間だけに限らず、動物、植物など生命あるものには、すべて大きな影響を与えます。
太古の時代から、世界中の人々は、リズミカルな音の刺激に心地よさを感じて酔いしれたり、心穏やかになることを経験してきました。また、力強い音の刺激で精神が鼓舞されたり、意欲を増したりすることもあります。
文明の発達とともに、音を出すだけのものが進化して、音楽という形にまで発展してきました。
今日では、あらゆる人の生活に密着して、なくてはならない存在にまでなってきました。
医療の現場でも、音楽は心身障害の治療に積極的に使われるようになりました。症状や状態に応じて適切な音楽が処方され、効果を上げています。
◉ モーツァルト…ディヴェルティメント、メヌエットとトリオ、ピアノ協奏曲第二四番、クラリネット協奏曲K622
◉ バッハ…幻想曲とフーガ、アダージョとフーガ、フーガト短調、ミサ曲ロ短調、ブランデンブルグ協奏曲第三番、クリスマス・オラトリオ、ゴールドベルク変奏曲、イタリア協奏曲、
◉ ブラームス…弦楽六重奏曲
◉ ドボルザーク…弦楽四重奏曲
◉ ショパン…ポロネーズ第一番、第五番、ピアノ協奏曲第一番
◉ ラフマニノフ…ピアノ協奏曲第二番
◉ スメタナ…弦楽四重奏曲第一番
◉ シューベルト…交響曲第五番、第一楽章
◉ ベートーベン…交響曲第六番「田園」
◉ メンデルスゾーン…交響曲(宗教改革)
◉ ヴェルディ…レクイエム
◉ フォーレ…レクイエム
◉ ヘンデル…組曲(王宮の花火の音楽)
◉ ハイドン…交響曲第九四番、交響曲第103番
◉ リスト…交響詩(レ・プレリュード)前奏曲
◉ ブルックナー…交響曲第七番
◉ シベリウス…交響詩(フィンランディア)
◉ ストラヴィンスキー…バレエ音楽(春の祭典)
◉ シューマン…交響曲第三番
◉ ヨハン・シュトラウス…ポルカ
◉ ボロディン…交響詩(中央アジアの草原にて)
◉ グリーグ…ペール・ギュント(朝)
◉ ドビュッシー…交響詩(海)
◉ ブルッフ…バイオリン協奏曲第一番
◉ ワーグナー…ジークフリート牧歌
【心の自己チェック】
時々、心の健康状態をチェックすると、問題が発生する前に予防ができます。
チェック項目は、該当するものが多くあるほど精神的不調和を疑って、対処することが
必要です。
◆ 満腹になるまで食べないと、気がすまない。その上、まだ食べたくなることがある。
◆ 食欲がなく、好きなものでも食べる気がしない
◆ 首や肩が常にこり、痛みを感じることがある
◆ 腰・背中がこる
◆ 夏でも、手足が冷える
◆ 息苦しいことが多い
◆ 頭が重く、時にはヅキヅキ痛む
◆ つよい疲労感が、なかなかとれない
◆ お腹が張ったり、下痢と便秘を繰り返す
◆ 眠りが浅く、夜中に目が覚める。覚めたあとなかなか寝つかれない
◆ いやな夢をよく見る
◆ 朝起きたとき、頭をはじめ身体全体が重く、気分が悪い
◆ 日常の会話が少なくなった
◆ ぼんやりしていることが多くなった
◆ ミスや物忘れが多くなった
◆ 人間関係がうまくいかず、トラブルが多い
◆ いやな人、嫌いな人が多くなった
◆ 人と会うのがおっくうになった
◆ 人の話をよく聞かず、自分ばかり早口でしゃべる
◆ のんびりとした気持ちになることが少なくなった