電磁波の種類
電磁波は多くの種類があり、有効なもの、有害なもの、可もなく不可もなくと、実に様々です。電磁波の種類は、光、電波、磁力線、放射線などがあり、光には、紫外線、赤外線、可視線、X線、α線、γ線などその性質や波長により分類されています。
有害電磁波のデータや証拠は、世界中に膨大な蓄積がありますが、有害・無害の基準はまだ明確なものがありません。放射線をはじめ、磁力線、電波、光線等の中で、危険性が疑われる電磁波が環境中に氾濫しています。人工的な電磁波のほとんどは、有害とみるべきです。
要注意の電磁波
人体に対する電磁波の作用は、波長・波形・強度・被爆時間等の総和で異なります。人に与える影響は多くの要素があるので、安易に判断することはできません。専門家の間でも賛否両論ありますが、肯定派が圧倒的に多いのが現状です。肯定派は、「人体に有害だという証拠が無い」という理由で、利便性だけを優先してリスクを無視しているのです。多くの人々が、電磁波の影響で苦しみ続けている現実を知らなければなりません。本人も周囲も、その元凶が目に見えない所にあることを知らずにいます。人類は現代文明により便利で豊かな生活を手にすることができましたが、その反作用ではるかに多くのものを失いました。
肯定派は、「動物実験では有害性が認められない」と主張します。疫学調査でも、明確なデータは、得られないというのも事実です。それらのデータに基づいて、安全性を強調します。しかし人の脳細胞、神経細胞、遺伝子など、最も精妙で重要な組織に対してどのような影響をもたらすのかは全く不明なままです。当局は、意図的に無視しているとも思えます。脳・神経・遺伝子は、心身の健康にとって最も重要な部分です。これらの器官にわずかでも障害をおこすと、取り返しがつかない重大な事態につながります。これらの器官に損傷をおこした場合は、修復がきわめて困難です。したがって、わずかなダメージでも絶対に与えてはならないのです。その他の器官は、障害をおこしても修復することができるので救いはあります。
脳、神経、遺伝子に障害を与えるという疑いは、きわめて濃厚です。したがってこのような危険性の疑いの濃い電磁波は、絶対に避けるべきです。たとえ危険性が1%だとしても、安全性が明確でないものは避けるべきです。
身近な電磁波リスク
どこの家庭でも当たり前に使っている電子レンジや電磁調理器(IH)は、強力な電磁波が発生します。電子レンジは、食品に含まれる水分子を超高速の電気的振動を与えて加熱する仕組みです。この時、食物の栄養素は分子レベルの変性をおこす怖れがあります。変性をおこした栄養素で体細胞を造っていくことによって、やがて変異細胞(癌)を誘発する怖れがあります。
電磁調理器は、波長が長い磁力線によって鍋の金属を加熱するものです。周波数が低く波長の長い磁力線は、食物の栄養素分子に変性作用を与える可能性は少ないですが、強力な透過性があります。調理をしている時に、強力な磁力線を浴び続けることは、人体の重要器官にダメージを与える恐れがあります。
その他、身近にあって危険性が高いものは、携帯電話、電気カーペット、電気毛布などです。携帯電話や放送局のアンテナは、近くにあればリスク大です。また医療現場で使われるレントゲン、CT、MRI、PET-CTなども同様な電磁波リスクがあります。
近年、大部分の照明器具はLEDになりました。LEDは電力消費量が少ない、耐久時間が長い、発熱量が少ない、色のコントロールが容易、大きさが小型、スイッチのon・offの反応が早いなどすばらしい照明器具としもてはやされています。しかし一方では、イライラ落ち着かない、集中できない、疲れる、自律神経不安定、アレルギーなど体調に様々な異変が起り不具合を感じる人が増えています。
近年の研究により、光が人の心身に大きな影響を与えることが明らかになってきました。わずかな弱い光でも、場合により、人により快・不快を強く感じたり、体調が大きく変化することもあります。光は、水・空気・振動(音)などと同様、人にとって大きな影響を与える存在です。
有益な電磁波
自然界にある石、砂、土、炭、木、竹、畳の藺(い)草(ぐさ)、藁(わら)、陶磁器など、あらゆる物から電磁波が発生しています。人体からも、様々な波長の電磁波が発生しています。日光、炭、薪、ろうそくなどの自然光も電磁波です。このような、自然界の電磁波は、人体・植物・水等に有益に作用するものがほとんどです。自然界にあって有害な電磁波は紫外線や放射線ですが、これらの光も使い方次第で人にとって有益な光になります。